※本記事の内容は、2025年3月18日時点の情報に基づいたものです。
以前の記事で、「令和7年度・補助金の選び方フローチャート」をご紹介しました。
今回の記事では少し切り口を変えて、製品×市場の戦略別に、活用を検討すべき補助金をご紹介します!
企業が成長戦略を検討するうえで、製品×市場の組み合わせで戦略を整理した「アンゾフの製品市場戦略マトリクス」は有用なフレームワークの一つです。
このマトリクスに照らし合わせながら「適した補助金」を選択することで、戦略を効率的に進めることが可能です。

① 既存市場×既存製品 → 市場浸透戦略 with 省力化投資補助金
既存市場で、既存製品を更に浸透させるための戦略が「市場浸透戦略」です。
この戦略に適した補助金として「省力化投資補助金(中小企業省力化投資補助金)」が挙げられます。
「省力化投資補助金」は、中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするために、人手不足に悩む中小企業等に対して、省力化投資を支援する補助金です。
従来の「カタログ型」に加え「一般型」が新設され、用途が拡大し、より利用しやすくなっています。
市場浸透のための量産や、製造コストの削減による市場競争力強化の手段として有効です。
② 既存市場×新製品 → 新製品開発戦略 with ものづくり補助金
既存市場に新しい製品を導入するための戦略が「新製品開発戦略」です。
この場合、「ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」が有効です。
「ものづくり補助金」の製品・サービス高付加価値化枠は、革新的な新製品・新サービス開発の取り組みに必要な設備・システム投資等をする場合に利用することができます。
新しい技術や製品を生み出し、市場内での優位性を確立しようとする企業を支援します。
③ 新規市場×既存製品 → 新市場開拓戦略 with 新事業進出補助金
新しい市場へ既存製品を導入する戦略が「新市場開招戦略」です。
この戦略の実行にあたっては、「新事業進出補助金」の活用を検討しましょう。
「新事業進出補助金」は、中小企業・小規模事業者の成長につながる新事業進出・事業転換を重点的に支援するために令和7年度に新設される補助金で、「事業再構築補助金」の後継的位置づけのものとなります。
企業成長を加速させるにあたり、補助金の活用は有効な手段の一つです。
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