※本記事の内容は、2025年2月21日時点の情報に基づいたものです。
2025年2月14日に、第19次公募・ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(以下、「ものづくり補助金」)の公募要領が発表されました。
公募締切は「2025年4月25日 17:00」です。
前回の記事では、公募要領の概要について見てきました。
本日は、「第19次公募・ものづくり補助金」の2つの補助事業対象枠である「製品・サービス高付加価値枠」「グローバル化枠」と、「特別措置」についてご紹介します。
1. 製品・サービス高付加価値化枠
● 概要
「革新的な新製品・新サービス開発の取り組みに必要な設備・システム投資等をする場合」に利用することができます。
「顧客に新しい付加価値を提供する新製品・新サービスの開発すること」が要件となっており、既存顧客を対象としたものでも対象になるという点で、中小企業新事業進出補助金との違いがあります。
ただし、新製品・新サービスは自社にとって新しいものでも、他社が提供し普及している製品・サービスがある場合は対象とはなりません。
地域内での普及状況がポイントになります。
● 補助金上限額・補助率
【補助金上限額・補助率】
従業員数 | 上限金額 | 補助率 |
---|---|---|
5人以下 | 750万円 | 中小企業1/2 小規模事業者等2/3 |
6~20人 | 1,000万円 | |
21~50人 | 1,500万円 | |
51人以上 | 2,500万円 |
補助金の上限金額は、上記のように従業員数により大きな差があります。
従業員数は、「中小企業の成長経営の実現に向けた研究会」の中間報告資料に記載の、以下の内容を想起させるものです。

「売上高100億円超に向けたポテンシャルが如何に高いか」と「補助金上限額の高さ」とに相関関係を感じます。
2. グローバル化枠
● 概要
「海外事業を実施し、国内の生産性を高める取り組みに必要な設備・システム投資等がある場合」に利用することができます。
海外事業とは、次のものです。
- 海外への直接投資に関する事業
- 海外市場開拓(輸出)に関する事業
- インバウンド対応に関する事業
- 海外企業との共同で行う事業
● 補助金上限額・補助率
補助金上限額:3,000万円
補助率:中小企業1/2、小規模事業者等2/3
3. 特別措置
賃上げにより補助金上限額・補助率がアップします。
詳細はこちらをご参照ください。
本日は、「第19次公募・ものづくり補助金」の2つの補助事業対象枠である「製品・サービス高付加価値枠」「グローバル化枠」と、「特別措置」についてご紹介しました。
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